Th1/Th2比

プロフィールに出てきましたが、私は初診前検査でTh1/Th2の検査をしました。この検査は、受精卵を攻撃してしまう免疫学的拒絶が原因と考えられる不育症や着床不全の検査です。

私の場合Th1/Th2比が24.7ととても高い結果がでました。目安として、10.3以上になると受精卵(胚など)は拒絶され、もっと数値が大きくなれば移植された胚などに対する拒絶力は大きくなるようです。これを下げるために免疫抑制剤であるタクロリムスを服用しないと、妊娠したとしても妊娠継続をすることは難しいということでした。尚タクロリムスは、今の時点では保険診療を選択した人は、処方出来ないということで、自費診療で進めていくことにしました。

タクロリムス服用のタイミングは、胚移植の2日前からスタート。一日3回食後に一錠ずつ毎日続けていきました。今の時点で私は胚移植を2回行い、どちらも妊娠判定後に流産してしまったので、残念ながら流産だと分かった時点で、タクロリムスの服用は終了でした。上手くいっていれば、タクロリムスの服用は続き、主治医の適切な判断で投与量の増減、終了が決まるようです。

【補足】

不妊治療において、TH1/TH2比を正常化するためにはいくつかの方法があります。一つは、私のように免疫抑制剤を使用すること。もう一つは、ビタミンDも免疫系に作用してTh1/Th2を下げる効果があると考えられているようです。薬局などに行くとビタミンDのサプリメントがよく売っています。私は前々から、薬局に売っているラムネのような飲みやすいビタミンDのサプリメントを毎日食べていました。不妊とは関係なく、たまたま毎日ビタミンDをとっていましたが、結果は上記のようにとても高いTh1/Th2の値でしたね。私のように値がとても高く、目安の10.3を大きく上回るようであればビタミンⅮをとるくらいでは全然ダメということでした。しかし目安を少し超える程度であれば、ビタミンⅮの摂取で効果があることもあるようです。そしてサプリメントからビタミンⅮをとるのであれば、薬局に売っているようなものではビタミンⅮの含有量が少ないから、主治医の先生がお勧めするのは“エレビット”だそうです。

Th1/Th2比のバランスを整えるための具体的な治療法は個人差があるので、是非専門医に相談してください。

2023/05/08

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